寒くないような格好をしましょう
・雪景色を楽しむ。
雪国で育った人なら、冷え込んだ朝、まどからの光がいつもより白く明るく見えたとき、「あっ雪だ!」ととび起きて窓を開けた経験を持っておられるのではないでしょうか。それがその年の初雪ならなおさらです。
夜を寒み 朝戸を開き 出で見れば 庭もはだらに み雪降りたり
作者未詳 万葉集(巻10・2318)
寒い夜が明けて 朝戸を開いて出てみると 庭にはうっすらと雪が降っていたことだ。
「み雪」とは雪を畏れ敬っていることを表す表現で、万葉の人々は、雪を尊いものと考えていたのでしょう。
また、当時の人にとって雪が降ることは、寒さの上でも、生活の上でも決して歓迎すべきものではなかったにもかかわらず、雪を見ることを楽しんでいたようです。
わが宿の 冬木の上に 降る雪を 梅の花かと うち見つるかも
わたしの家の庭の、葉を落とした木に降る雪を 梅の花が咲いたことを想像しながら見ていることだ。 巨勢宿奈麻呂(こせのすくなまろ)
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花を見よう ハギ(萩)
原体験 | 地球の活動 | 感性 | 704 | 冬
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広場; |
やさしい
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少ない
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